総会

四月に入ると、総会の案内がポツポツ届く。先日、視覚障害者の集まりの総会があった。
末端の会員である私も出席をして、議事進行にパチパチと拍手をして協力をした。上層部で行われることは何も知らず、この会に参加してから役員の交代も全く無くて、ものものしい名称のついた役の人は何をするのかも知らずに出席せよとの会合に参加してきた。
今回は、初めて支部長の交代劇を見せてもらった。
無事に新支部長も決まり、総会は終了して、懇親会に入った。
私たち見えない者は自分で座席を選ぶと言うことは出来ず。、案内された席に着く。
そこで初めて、横に誰が座っているかが分かる。今回の横に座っていたのは、天然の視覚障害者のおとなしい人だった。
彼女と二・三会話を交わし、テーブルの上に配られたお弁当と飲み物を確認して、お弁当を食べた。
飲み物の中にはアルコール類も混じっているが、私は品行方正名人なので、自分でアルコールを飲もうとは思わない。
楽しい場所で、気の合う人に勧められれば少しは飲める。
前の方の座席では最近入会してきた人たちがワアワア、キャアキャア騒ぎながらアウコール類を飲んでいるらしい。
彼女たちにとってはまさに懇親会なのだろう。
私とは全く異質なはしゃぎ声を聞きながら、私はこの場を退出した。
玄関で呼んだタクシーを待っていると、ボチボチ出てくる人がある。
彼らも私のように懇親会に馴染めずに帰途につく人たちなんだろうなと到着したタクシーの車上の人となった。
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# by siho306 | 2005-04-04 08:34 | Comments(0)

80代

私の朝の散歩再会を喜んでくださる人の中に、80代前半の女性がある。
彼女はこの冬の間も毎朝、神社参拝を欠かさず、帰りには体操にも参加して冬を過ごしたという人である。
ラジオ体操が終わると、同じ方向に帰るので、時折、彼女の歩調に合わせて帰ることがある。
彼女はいつも私の話が面白いと言ってくれるのだが、「今日は是非、私の話を聞いて」と勢い込んで話されたのが次のようなことだった。
彼女の自慢の優秀な甥御さんがいよいよ、この5月に東京で挙式されることになり、彼女にもお招きの誘いがあったが、それを断わろうと思う。と言うのであった。「どうして?」と私は問うた。
彼女の言い分は近頃富みに動作がのろくなり、階段を上がるのも休み、休みでナイト登れないのだそうである。
私はそんなことどうでもいいじゃない。行きたいのだったらいろんな方法があるから出席なさいよ」と勧めたが彼女は主役でも無い自分がそんあにしてまで出席はしたくないと言うのである。
同居をしている息子さんも出席を勧めてくれるが、彼女は頑としてこの老いた身をその場に運ぶのが嫌なのだそうである。
それを聞いて、私は複雑な気持ちになった。
現在の私は単独で知らない土地での行動派出きないが、どなたかの手を借りてでも、行きたい所へ出かけている。
私も80代近くなったら、彼女のように出かけたいという気持ちを抑えて生きなければならないのだろうかと思うのである。
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# by siho306 | 2005-04-03 08:46 | Comments(0)

鶯の初音


いつもの年なら、沈丁花の匂う頃、朝の散歩を開始して、鶯のたどたどしい鳴き声を耳にするのだが、今年はそれを感じないまま、四月を迎えた。
沈丁花はそろそろ咲いていると教えてもらうが、あの爽やかなにおいを満喫していないと不満げに告げる私に、友は椿も公園のあちこちで美しく咲いていると教えてくれた。
そこで、窓を開けてもあまり寒いと感じなかった日に、リビングの戸を大きく開け、フワフワした綿埃の原因になる毛足の長い毛布やムートン系のクッションなどをしまった。
部屋の中もちょっと春めいていよいよ主役の桜の咲くのを、待つばかりだと出かけた今朝の公園で、聞こえて来た。
初々しい本物の鶯嬢のさえずりが・・。
やっと本番の春の登場である
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# by siho306 | 2005-04-02 08:35 | Comments(0)

光の春

日ごとに、日の出の時間が早くなるこの季節、私はなんとなくウキウキする。
右目にすこし残る光感覚が嬉しいのである。
数年前、西行法師をもじって「願わくば 今持つ光とられまじ 我が生涯を終える時まで」とひねった気持ちは、今も変わらない。

せめて光を感じることが出来るだけでも幸せである。
そして、短歌など始めてみようかと思ったのだが、これは一向に出来ない。一日一首作るノルマを課してみたが、広場を5周するノルマは苦にならないが、短歌を作ると言うノルマはお手上げである。
今、若い人たちの間で、携帯短歌が飛び交っている話を聞くにつけ、わが身にその方面の才能の無いことが悲しい。
後、一つ短歌らしく見えるのは「楽しげに 我が見聞を聴きくれし夫旅立ち ふたとせとなる」を作って、後は諦めた。
未だ自転車で何とか行動の自由が出来た頃、俳句教室に通ったことがある。
この教室の先生は俳句は写生である。というのが持論だったので、視力を失い始めていた私は、とても無理だと思った。「山の幸 詰めし袋に 蟻つきて」というのは褒めてもらったが気持ちを篭めたい私に、写生は無理だと一年間でこれは引退した。
自分の書いた文字も読めなくなった頃、総て、処分してしまったが今でも覚えている一句に「味噌味の 筍好む あことおし」がある。駄句、駄作を披露してしまった。ちょっと恥ずかしい。
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# by siho306 | 2005-04-01 09:15 | Comments(2)

自己満足

ふと気がついた。ブログを初めて二ヶ月になることに。
高齢で障害を持つ身になって、捨てなければならないことばかり多かったのに、久しぶりに新しい玩具?を手に入れた気分で、何とか二ヶ月過ごしてきた様に思う。
住む世界が狭く、話題も限られた中で、今朝は何を書き込もうかな?と考えるのが呆け防止になりはしないかと続けてはいるのだが、独りよがりに陥っているのでは?と不安にもなる。
そんな時にコメントをつけてくださる人があると、ホットする。私のかいたもので元気を貰ったとか面白かったなどとかいてもらうと、心が豊かになる。
社会の一員として生きているんだなと思うが、とにかく視野が狭いのである。無理せずに自分で感じる範囲で続けていけたらいいなと願うのみである。
でも、意外とパソコンを操作する人の中にもブログって何?と聞く人が多い。知らない人に説明しても関心の無い人も多い。私はこれを知りえたことに自己満足している。
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# by siho306 | 2005-03-31 08:36 | Comments(2)

おねだり

朝のメールチェックをしていると、一つある人を励ます会の参加呼びかけのものがあった。この人を縁結びとして結成された会があった時、私はがいどへるぱーを利用して参加した。
それ以来いろんな活動の誘いを受けても、一人では知らない場所への出席はおぼつかなく、ガイドヘルパー利用のための,手続きのわずらわしさを思うと、総て、パスしてきた。
でも今回は参加したいなの気持ちが強く、もし、どなたかJRの駅まで迎えに来てくださる有志があれば、参加がしたいとの返信をした。
すると間髪をいれず、「喜んで」という返信を下さった。
私が移動をする時には、初めての場所だととても一人では行けない。
市内ならばタクシーを利用して出かけるがJrなどを利用せねばならない時には、どうしても見送ることになる。
同じ障害者同士の集まりなら、皆でごぜさんのように、連なって行くのだが、健常者の集まりで見知った人の無い会合には、どうしても、遠慮が先立って助けを求め難いのだ。
今回は思い切って、T駅までは一人で行くので、そこへ迎に来て欲しいとの気持ちを伝えた。
すると、快く、応じてくださったのが嬉しく、この会への参加を楽しみにしている。思い切っておねだりのメールを書いたけど、これでよかったのかしら?の気持ちもちょっとは残っているけど・・・。
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# by siho306 | 2005-03-30 08:34 | Comments(0)

アズキシマトヤキウリ

生協の商品案内をテープに吹き込んだ物が届いた。二度目である。
これは短期間に多量の案内を吹き込まねばならないので、県内を何箇所かに分けて、分担して有志が吹き込みをしているらしいことが分かった。
最初は三本のテープだった。今回は四本のてーぷだった。
これを吹き込んでくださる人たちもご苦労様だが、聞くのも大変である。
ボーっと聞いている何本目だったろうか「アズキシマ素麺」と耳に飛び込んできた。「エッ、アズキシマ?素麺の特産地に小豆島があるけど、それじゃない?」と思った。
地名、人名は読み方が難しい。それは分かっているけどアズキシマは無いんじゃない?と一人で笑い出した。
そう言えば、数年前対面で商品案内を読んで貰ってる時に、「ヤキウリ」と何度も言われ「ヤキウリって何だろう?」と考えて、前後の様子から「シューマイ」ではないかと気づいた。
そこで私が読んでくれてる人に恐る恐る尋ねてみた。
彼女は音訳の仕事に長年携わってきた人なので、その種の辞書は持っていて、調べるとまさにその通りだった。文字の読み方は難しい。でも、でもアズキシマやヤキウリは無いんじゃない?と老婆の私はちょっと不満なのである。吹き込んでやろうと言うお気持ちはあり難い。その気持ちに対しては感謝あるのみだが、もう少し勉強・・・と願う私はやはり我がまま者なのかも知れない。
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# by siho306 | 2005-03-29 08:37 | Comments(2)

発表会

例年のごとく、社会保健健康せんたーにある各サークルの発表会があった。
共通の知人が出演するとのことで、私も誘ってもらって、文化ホールへ出かけた。
生涯教育が盛んになって、いろんな勉強をする人が随分多くなった。各サークルの発表会は華やいでいる。年々派手になるように思える。
例えば詩吟で合吟する女性軍は総て留袖を着用しているといる。
趣向を凝らして一年間の成果を繰り広げる舞台を観ながら、私も何度かこの舞台に上がったことを思い出した。勿論、その他大勢の一人としてであったが、一度だけ、舞台の中央で、指導者から大きな花束を貰ったことがあった。
あれはモウ、はるか昔のように思える年代になった。
出演者の力演を少しだけ鑑賞して、春風の吹く中を帰宅した。
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# by siho306 | 2005-03-28 08:34 | Comments(0)

朝の公園デビュー

北陸地方は晴れの天気予報を聞いて、じゃあ、今朝は朝の散歩に出ようと、未だ明け切手いない外に出た。
ポストに寄って返還するテープを投入し、例年のコースで歩き始めた。
ボチボチ歩いている人がある。
車の往来は無いので、道路中央の融雪装置の上を歩く。勿論、車の音が聞こえると、素早く側溝側によるが、車が来ないうちはそれを目印にして歩く。
公園の入り口近くで会った男性が先ず、「久しいね。」と声をかけてくださった。
彼とは反対周りで歩き始めると、追いついてきた女性が手を取ってくれた。
顔馴染みである。手を引いてもらえれば〆たものである。
思いっきり早足で歩ける。
一人では行けない小竹藪から梅園を通り、すっかり匂っている中を歩いた。
出会う人が、皆声をかけて下さる。それぞれの表現で私を歓迎してくださるのだった。
冬の間も欠かさずに来ていたという人は、今朝は何時に無く広場は盛況であるという。
皆、冬篭りから抜け出そうと集まってきたようである。神社の裏側から日の出が見えて、オレンジ色に輝き、とっても美しいと話してくださる。
体操の時間が来て、広場で三々五々それぞれの好みの場所で体操をして帰路にツイタ。
待っていてくださった皆さん有難う!!
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# by siho306 | 2005-03-27 08:04 | Comments(0)

エンディングノート

三月下旬にしては冷たすぎる風の吹く中を、かねて約束のお食事会に出かけた。
駅前のビル三階にある和食レストランに集まった三人は、それぞれ違った人生を歩いてきたが、今共通しているのは一人暮らしをしているということである。
少し奮発した会席膳の美しいお料理をいただきながら、話した中にエンディングノートのことがあった。
自分史や迎える終末をどう過ごした以下を記録するこのノートが中高年の間で、静かなブームを呼んでいるというニュースは、私も聞き及んでいる。
彼女たちはそれを書きたいらしく、帰りに本屋へ寄ろうと話している。
立ち寄った本屋の店頭にそれは無くて、店員は種類が多いから、自分の好みに合ったものを、通信販売で求める客が多いのだと話していた。
それを聞きながら、私のエンディングノートは、ホームページだわと思った。
お蔭様で私はささやかなホームページを持ち、その「日々雑感」にその時々の思いを書いている。
迎える終末にどうしたいかも書いたつもりである。
改めてエンディングノート等書く必要は無いのだと時折、雪の舞う中を帰宅した。
明け方から喉がちょっとムズムズするけど、大丈夫かしら??
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# by siho306 | 2005-03-26 08:37 | Comments(0)